代替補完療法との出会い
人生で初めての代替補完療法との出会いは小学生の頃に手伝った母のお灸ですが、実際にその世界に大きく関心を持ったのは、これも母が受けていた頭蓋仙骨療法との出会いでした。
母は自分が一番楽な姿勢は正座と言っているのですが、いつの頃からか正座が出来ないようになり、多くの方々と同様に近所の整骨院に通ったりしていましたがなかなか回復の兆しがみえなかったそうです。そんな時に知人から勧められて行ったのが頭蓋仙骨療法の治療院でした。施術時間も短く、強く身体に触れることもなく何をしているのか分からない不思議な施術だったそうですが、しばらく通っているうちに正座が出来るようになったそうです。
その先生はアメリカで技術を習得されてきた方で、本来の施術方法は日本では出来ないので日本でのやり方にアレンジして施術されているとのお話だったそうです。
先生からは「身体を痛めた時から治療に取り掛かるまでの時間と同じだけの治療時間が掛かるので、痛めたら出来るだけ早く対応した方が良い」と伺っていたので、疲れが溜まりそうになった時(年末年始の繁忙期、旅行に出掛ける時、稽古事の発表会がある時等)には、その前後で早めに施術に伺って備えるようになった為、それからは若い頃から癖になっていたぎっくり腰になることも少なくなり、なっても軽症で済むようになったそうです。
又症状によっては頭蓋仙骨療法では回復が得られないものもあるそうで、その場合はその旨をきちんと話してくださるそうです。
自費診療のため決して安い費用ではありませんが、その先生に対する母の信頼は厚く、もう他の人には身体を触れられたくないと言います。
この母の状況を見たことが、自分に合った療法を見つければ不調を改善することもあることを知り代替補完療法の世界に足を踏み入れるきっかけとなりました。