メンテナンス

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健康の維持・回復には、施術を受けることによるメンテンスと合わせて、
自身でもメンテナンスすることの二本立てでいくことが理想的だと感じます。

それを強く感じたのはフィットネスクラブに通っていた時の経験です。
ジムに通った目的は、自身の体のメンテナンスと身体に関する知識を得ることでした。
そこは病院経営の為、年齢高めで健康やリハビリの為に通っている方が多い事務でした。
パーソナルではありませんがトレーナーさんがいて、それぞれの人にあったメニューを組んでアドバイスしてくださいます。もちろんダイエットを目指して成果を上げている方もいらっしゃいました。

まず自分が通う目的をトレーナーさんに伝え、それに沿ってメニューを組んでいただき、それぞれのメニューの指導を受けて運動をしていきます。私は腰に問題を抱えていたのでそれを伝えていましたので、まず身体に負担が掛からないものをベースに指導を受けました。
このように制約があった為マシーン運動も軽めで、マット(ストレッチ)運動が中心でしたが、それを続けている内に明らかに体幹を意識できるようになり、筋肉が付く、痛みが軽減されるなどの変化を感じられるようになりました。

こんなに軽くて?!と思えるものでも呼吸や姿勢を意識してやることによって効果が現れることは驚きでした。自宅で出来るようなものも多くありましが、ただこの自宅でというのが経験のある方はよくおわかりだと思いますがなかなか出来ないのです。それに加えて自分だけでやっていると、フォームが崩れてきていても気づかないということが往々にしてあることもよくわかりました。自分では指導された通りにやっているつもりなのですが「違ってますよ」とよく声を掛けられ直してもらいました。『やっているつもり』と『やれている』は大違いで身体への効果がまったく違ってしまうのです。

正しい運動方法をしっかりと身体に覚え込ませ、時々トレーナーさんにチェックしてもらう。
最近はかなり浸透してきた予防歯科に通うのと同じ感覚で受けられるのが良いと思います。
理想的なのはパーソナルトレーナーに定期的に見てもらうことですが費用も掛かります。
これを地域の自治体で定期的にトレーナーを招いて出来れば費用も抑えられないでしょうか。
高齢者のお互いの見守りにもなるのではないでしょうか。
以前このような試みを長野の方でやっているのをテレビで見た記憶があります。

若い頃からこの習慣を身に付けていけば、高齢になった時にも歯を磨くのと同じ感覚で出来るのではと感じます。
高齢になってから「身体に良いからやろう」と勧めてもなかなかやろうとしてもらえません。
「忙しくてやっていられない」(TVを見ながらでも出来るのですが)
「それをやっても治らない」(悪くならないように現状を維持する為です)
「そんなことしてもしょうがない」(継続は力なりです、結果はついてきます)
と言われてしまいます。 結局は面倒なのだと思います。
でも子供の頃から習慣化している歯磨きは面倒がらずになしていますし、
認知症状が出た時でも出来ているように見受けられます。

運動と言うと大層なもの考えてしまうのかもしれませんが、ヨガマット一枚分位の小スペースで、身体をほぐし凝りを溜めない方法と考えれば良い思います。

この様に日頃は自分自身でメンテンスをして、自分では手の届かない部分のメンテナンスを施術によって補う二本柱が健康維持には良いと思います。
施術の利点は、深いリラクゼーション効果が得られることや、自分では気付かない身体の変化を見付けてもらえることなどがあります。

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