高齢の方への施術時の注意点
施術をさせて頂く上で、特に高齢の方への施術では、まず注意することがあります。
禁忌事項の確認はもちろんですが、持病や通院治療されている所はないか?
痛みのあるところ、身体を動かした時に痛みが出るところなどはないか?
具体的にお話をして伺うことです。
高齢の方の特徴のひとつに、「大丈夫、大丈夫!」と仰ることがあります。
「このくらい出来る。」「このくらい我慢できる。」「人に頼ってはいけない。」「迷惑を掛けてはいけない。」「頑張らないといけない。」という考えが、世代的にも身に染みついているからなのでしょう。
この無理をする・頑張ってしまうことは、時に身体の為にしているはずの事が、不調を招くことになってしまうことがあります。
施術をする時も、痛きもちいいは良いですが、苦痛になる痛さは高齢の方には控えたいと考えます。
お一人お一人の身体状況に合わせて施術することが望ましいことだと考えます。
私自身がフィットネスクラブで身体を整えていた時も、トレーナーの方には「痛い動きは止めてください。」と繰り返し言われていました。そしてそれに代わる運動を提案していただきました。
痛い思いをせずとも、ソフトな施術でリラックスすることにより身体をほぐしたり、ホルモンバランスを整えて不調を改善したりすることができるのです。