リンパドレナージュの禁忌事項

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施術の中でも特にリンパドレナージュを受けていただく際にご注意いただくものがあります。

それは癌の治療で手術をされた(リンパ節を切除された)方の場合で特に注意が必要です。

リンパの流し方が通常とは違ってきます。

術後に浮腫が見られるようになった場合には、医師から治療としてのリンパドレナージュを専門で施術している機関を紹介されると思います。

しかし手術の影響による浮腫を起こしていない場合で、個人的にリンパドレナージュやリンパマッサージの施術を受けてみたいと思われる場合には、きちんとご自身の病歴を施術者に伝えていただくことが大切です。

癌の手術をする際には、リンパ節への転移があるか否かで治療の進め方が変わってくるため術中にリンパ節を採って病理検査が行われます。

そのため術後の日常生活でもリンパ節に負担を掛けないようにと医師からを受けます。

例えば、*怪我をしない。*腕ならばそちら側で重いものを持たない。注射を打たない。などの注意を受けます。

これは感染症などに掛かり少なくなったリンパ節に大きな負担を掛けて機能低下となり浮腫を起こすことを避けるためです。

その為リンパドレナージを受ける際も、末端から集められてきたリンパ液の最終出口に到達するまでに途中いくつかのリンパ節を通過しますが、リンパ節を切除した方の場合には負担を軽減する為そこを迂回して流す施術がおこなわれます。

私自身の場合は術後に浮腫を起こすようなことはありませんでしたが、子供も頃からのむくみ体質から今後に不安を覚えたため用心として自身で探した癌の術後施術ができる鍼灸の治療院へリンパドレナージュを受けに行きました。

治療としてのリンパドレナージュ施術ができるのは、医療系の国家資格を持った人(医師・看護師・鍼灸あんま師)だけです。

 

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